バー・バルの内装工事の費用っていくらかかるの?

おしゃれなバー・バルの内装工事について

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バー・バルを経営したいと思うのであれば、おしゃれな内装に仕上げておくことが大切だと言えます。飲食店の中でもバーやバルは店内の雰囲気を含めて楽しむ人が多いお店です。いくら提供しているドリンクや料理が素晴らしかったとしても、庶民的な雰囲気が感じられてしまうと他の店を選ばれる可能性が高くなります。

つまり、バー・バルの経営を成功させるためには店舗づくりの際の内装工事が要となっていると言えるでしょう。おしゃれなものにすることを意識していなければ、開業後に客の入りが少ないという問題に直面する可能性が高いです。おしゃれなバー・バルは専門家に相談しながら計画を進めることでつくることができます。

設計やデザインの知識を全く持っていない人であれば素敵な仕上がりにすることは難しいと思うかもしれませんが、内装工事業者に相談すれば一緒にデザインや設計を考えてもらうことが可能です。こちらの意見を取り入れつつ専門家のアイデアが反映された素敵な見た目のバー・バルをつくることができます。ただし、漠然とおしゃれな店舗にしたいという思いを持っていても成功に結びつけることは難しいです。

満足できる完成を目指すためには、どのようなデザインが素敵なのか、費用はどれくらい必要となるのかといった知識も身につけておくべきだと言えます。工事に関する幅広い知識を持っておくことができれば、充実した工事を実現することができるようになるでしょう。

バー・バルのおしゃれな内装デザイン

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バー・バルをおしゃれな内装デザインにしたいのであれば、様々なポイントでこだわることができます。まず、壁は普通の壁を用いずにガラス張りにすることも可能です。前面ガラス張りにする必要はありませんが、席の近くの壁をガラス張りにしておけば、開放感を出すことができますし外の暗さが店内のムーディーさを引き立ててくれます。

照明を活かしたデザインにすることもおすすめです。カフェやファミリー向けのレストランなどの飲食店であれば、明るさを重視することが多いですが、バー・バルは薄暗くてロマンティックな雰囲気が高い評価に繋がります。

各テーブルの周辺だけが柔らかく照らされるようなデザイン、青色や紫色などのライトを活用することで優美に仕上げることも可能です。開放的な席だけではなく個室を設けることもおしゃれなデザインを実現する方法の1つだと言えます。単に他の席との間に仕切りがあるだけでなく、VIP席のような特別感がある個室にすることでおしゃれ度がアップするでしょう。

他にはシャンデリアやグラスハンガーを目立つ位置に設置する、カウンターの後ろにお酒がずらりと配置できるようにするなどの工夫もあります。バー・バルはお酒と料理の美味しさだけでなく、お店の内装を目で見て楽しむことも醍醐味だと言えるでしょう。コンセプトに合った工夫を組み合わせて取り入れるようにすれば、素敵だと評価してもらうことができるような内装デザインに仕上げられます。

バー・バルの内装工事の費用について

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バー・バルの内装工事費用は、一般的な飲食店と同様に坪単価30万円ほどになることが多くあります。けれども、おしゃれさにどのくらいこだわるかによって金額は大きく変化するので要注意です。たくさんのこだわりを反映させるのであれば、相場を大きく上回る坪単価50万円以上になることもあります。

厨房設備や空調機器といったどのような飲食店でも取り入れることになるものの費用には大きな差がありませんが、客席に使用するための素材や照明器具、カウンターや飾り棚などの家具やインテリア用品が高くなっているケースがほとんどです。

カウンターを例にあげるとすると、安く済ませるためには集成材が用いられることが多いと言えます。おしゃれさを演出するために無垢材を使用したり、大理石を使用したりすると、見た目の素敵さに比例するように建材費がアップすることになると知っておきましょう。

坪単価30万円で30坪の店をつくると900万円程度の費用が必要ですが、坪単価が50万円になった場合は1,500万円になります。1坪あたりの金額ではなく、トータル費用で考えるとこだわった場合は大きな出費になることが分かるはずです。たくさんのお客さんを魅了することができるような素敵な内装に仕上げることも良いですが、予算を無視してしまうことは問題だと言えます。

費用について理解を深めることによって、どのくらいまでお金をかけることができるのか考えておくことが大事です。

営業形態別のバー・バル内装工事費用について

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営業形態によってバー・バルの内装工事費用は違ってきます。バー・バルであったとしても、アルコール提供がメインの場合と充実した料理を用意する場合では必要な設備が大きく異なるはずです。アルコール提供をメインとする場合は、お酒をつくるため、または軽食を用意するための設備があれば問題ありません。一方で、一品料理の提供にも力を入れていたり、お酒と一緒に料理も楽しんでほしいという方向性のお店であれば厨房設備を充実させる必要があります。

お酒をメインメニューとしているバーであれば、火を通すメニューを出さないことからガスが不要となることも多いです。しかし、充実したメニューを用意する場合はガスコンロやオーブンなどが必要となる可能性が高く、その分だけ初期費用は高くなってしまうでしょう。

バー・バルの中には昼間はカフェなどの飲食店として経営するケースもあります。その場合も、日中のメニューを提供するために充実した設備が必要となることから工事費用がアップすることが多いです。日中は違う雰囲気で経営したい場合、夜とは違った色合いの照明を使用するために費用がアップするようなケースもあります。

営業形態で費用が異なってくることを知らなければ、自分が理想とするお店だと想像以上にお金がかかるという問題が起きるかもしれません。バー・バルはどのような形態にするかということで内装工事費用が左右されてしまうことを理解した上で、どのような店舗にするか決めていくと良いです。

バー・バルの内装工事費用を減らす方法

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おしゃれなバー・バルをつくりたいけれど、どうしても費用が足りそうにないという状況に陥る人もいるかもしれません。理想的な店づくり、もしくは開業そのものを諦めるしかないと思うかもしれないです。

ですが、工夫すればバー・バルをつくる際の内装工事費用は減らすことができます。素敵な店舗づくりとコストカットの両方を実現するためには、客席の高級感をなくしてしまうことなく、他の部分で費用を削る必要があるでしょう。居抜き物件を活用するのであれば、前にあった飲食店の設備を再利用できる可能性が高いです。

設備の全てを新しく買い揃える必要がなくなるので、この部分でコストを抑えることができます。設計から施工まで一貫して行ってもらえるサービスを利用する方法も有効です。デザイン性を重視する人の中には、実績豊富な建築士やデザイナーに設計を依頼したいと考える人も多いと言えます。

確かにそういった人物に頼ることで独創的で素敵なデザインが生まれる可能性が高いですが、設計と施工を別々にすると費用の総額が高くなりがちです。トータルで内装工事を行っている会社の中にも、素敵なデザインを生み出すことが得意な人が在籍している可能性は高いと言えます。

きちんと相談にのってくれる会社であれば満足度が高い見た目を実現できるはずなので、一貫して任せると良いでしょう。これらの方法を取り入れながらバー・バルの内装工事を行うようにすれば、当初の予定より費用が減らせる可能性が高くなります。